育児の不安、見知らぬ土地での孤独――
それを救ってくれたのは、「見えない世界」と自然につながっている女性との出会いでした。
こんにちは、さあこです。
このカテゴリーでは、スピリチュアルや占いが好きな私が、実際に体験した「ちょっと不思議なお話」や占いの体験談を、ゆるく綴っています。
今回は、「塩が溶けた」不思議な現象や、“視えている”ような感覚を持つ女性・Yさんからの言葉に、心が救われた体験をシェアします。
信じる・信じないは人それぞれのお気持ちですが、不思議な話が好きな方や「目に見えない支え」に興味がある方に、リラックスして読んでいただけたらうれしいです。
慣れない土地と孤独な育児──限界だった私を救ったのは
今から20年以上前、出産直後の私に突然訪れた転機。
夫の転勤で、関西の見知らぬ土地に引っ越すことになったのです。
それまで実家で家族に囲まれて暮らしていた私にとって、それは想像以上の孤独のはじまりでした。
新居は一戸建ての古い社宅。
近所に同世代の知り合いはおらず、夫は激務で深夜帰宅。土曜日も仕事に出ることもありました。
昼も夜も、育児と家事を一人でこなす日々。
次第に私は、心がすり減っていくのを感じていました。
出産直後の心の状態は、とてもデリケートです。
(忘れやすい私ですがこの当時に喧嘩して夫に言われた言葉はまだ覚えていたりします!)
そんなとき、関東時代の知人が紹介してくれたのが、Yさんという女性でした。
“視えている人”Yさんの、自然すぎる不思議な言葉
Yさんは私よりひとまわりほど年上で、落ち着いた雰囲気の優しい女性。
ご自身もお子さんが2人いて、ご夫婦で自営業を営んでいらっしゃいました。
初対面でも、そばにいるとほんわかと温かくって、なんとなく安心できるような「場」の空気をまとった人で、人見知りの私の言葉が出るのを、ゆっくり待ってくれるような包容力がありました。
そして彼女は決して饒舌なタイプではないのですが、その声色には揺るぎない落ち着きがあって、言葉には、どこか「視えている」ような、不思議な説得力がありました。
まるで五感の一部として、当たり前のように“感覚”を扱っている印象です。
ある日、私は育児疲れで首を痛め、起き上がれないほどの状態になってしまいました。
動くこともできず、赤ちゃんを連れて病院へ行くのも無理な状況。ぎっくり腰の首版?みたいな感じでした。
そんなとき、たまたまYさんから電話がかかってきて、私はつい弱音を漏らしてしまいました。
するとYさんは、こう言ったのです。
「この前あげたお塩を、首にすりこんでみて。」
【塩が溶けた!?】塩で起きた、ありえない出来事
そのお塩は、以前Yさんが「お寺でお祓いしたものやで」と分けてくれたものでした。
片栗粉のようにさらさらで、手元にはあったものの、どう使っていいか分からずしまい込んでいたのです。
でもそのときは、藁にもすがる思いで、首にすりこんでみました。
すると、驚くほどスッと痛みが引いていったのです。
正直、理屈では説明できません。
でも、体は確かに楽になっていたことをよく覚えています。
※ 盛り塩や清め塩は、日本では古来より「場を浄める」目的で神社やお寺で使われてきました。
その数週間後、ようやく私にも出来た、公園で知り合った関東出身のママ友Nちゃんから、「新居で子どもが夜泣きや癇癪がひどいの」と相談を受けました。
Nちゃん自身も敏感な体質で、どうも「家の空気が重い」と感じていたそうです。
私はYさんを紹介し、Nちゃん宅を一緒に訪問。
Yさんは、家の中を少し歩き回ったあと、
「玄関横からトイレにかけて、悪いもんの通り道になってるな」
と静かに言いました。
そして、持参していた盛り塩をお皿に入れてそのルートに沿って置くように指示。
すると――置いたばかりの塩が、目の前でみるみる溶けていったのです。
これには半信半疑だったNちゃんの旦那さんもびっくり。科学的には説明がつかないかもしれません。
でもそれ以降、Nちゃんのお子さんは落ち着きを取り戻し、ご家族も穏やかな毎日を送れるようにになったのでした。
心が軽くなる、「見えない支え」との出会い
この体験を通じて、私はこう感じるようになりました。
「見えないものが、私たちを支えてくれることもある」
それは、単なるスピリチュアルやオカルトではなく、
人の温かさや優しさ、目には映らない“気”のようなものかもしれません。
当時の私は、母になったばかりで、妻としても未熟で、
どこか心が追いついていなかったしバランスが悪かったのだと思います。
そんな私に、特別な感覚とパワーを持つYさんが、温かな心で寄り添ってくれました。
言葉だけではなく、存在そのもので支えてくれたことに、今でも感謝しています。
この世界には、「信じる・信じない」で片付けられない不思議が、静かに存在している。
だからこそ、世界は面白くて、人生は奥深いのかもしれませんね。
次回は、Yさんからいただいた「念珠」にまつわる、さらに深いお話をお届けします。
【心の支え】シリーズ
▶ 次回の記事:
【心の支え②】守られた証?夫の念珠が2度も“弾けた”理由とは|不思議な体験談
【心の支え③】役目を終えた朱色の念珠と、「もう大丈夫」と思えた瞬間の話
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