命術、卜術を調べてみて、知らない世界が広がりました。
今回は続いて「相術(そうじゅつ)」について調べてみました。
相術とは、手や顔、骨、名前、動作など、目に見える形からその人の運や性格を読み取る占術のことです。
実は、私自身は相術の経験はあまり多くありません。
この記事では、私が調べてわかった相術の知識をご紹介しながら、少ないながらも私の経験談も加えてみました。
気になった方、ぜひ読み進めてみてくださいね。
相術とは、“かたち”を通じて自分を知る占い
相術とは、手・顔・骨格・動作・名前など、目に見える形や印象から人の運命や性格を読み解く占術です。
命術(生年月日など)や卜術(偶然の出た結果)とは異なり、相術は「今の状態」や「外に現れているもの」から吉凶を判断していくのが特徴です。
顔や手、言葉遣い、服装などには、無意識に表れているその人らしさがありますよね。
それを丁寧に観察し、紐解いていくのが相術。
観察学とも言えそうです。
中国では「観相学」として皇帝の側近が人材を見極めるために使っていた歴史もあります。
つまり、「人を見る力」として古くから活用されていたのです。
手相――手のひらに現れる運の地図
手相は、相術の中でも特にポピュラーで、私も何度か体験があります。
中華街での占いや自分の手相を撮影して送ってみてもらったことがあります。また本やネットで自分で調べてみたりも。ただ、本やネットの情報では自分の線が当てはまるものがなかったり、どっちの線なのか見分け方が難しかったです。
ただ、面白いと思ったのは、手相が変わっていくということです。
実際に、数年前と比べると私の手の線は増えて濃くなってきています。
これが経験値の反映なのか、選択肢が増えた結果なのか、手のひらの変化は今の私を写し出しているようで興味深いものです。左右の違いも興味深いですね!
手相では「生命線」「感情線」「知能線」などが代表的ですが、他にも結婚線、財運線、太陽線など多くの線が存在し、手の形やふくらみ、指の長さや爪の形なども読み取る材料になります。
顔相――目・鼻・口のバランスでわかる“人生の流れ”
顔相も相術の中核をなす分野だそうです。
額は若年期、眉や目は中年期、鼻から下は晩年運を表すとされ、顔全体を「人生の地図」として読み解いていきます。
中国の観相学では、五官(眉・目・鼻・口・耳)にそれぞれ意味があるとされ、左右対称かどうか、パーツの配置や大きさから性格や運の傾向を読み取ります。
人の顔を見て「なんとなく誠実そう」「気が強そう」などと感じるとき、相ではどんな見方になるのかしら?時代によっても流行があったりして…
骨相――骨に宿る本質を見る中国伝統の占術
骨相(こつそう)とは、顔や頭の骨格、顎の張り具合、額の高さなど、骨の形から人の本質を読み解く相術です。
「骨は生まれ持ったもの。だからこそその人の根っこの部分を表す」という考え方が根底にあります。
中国では観相学の中に骨相が含まれ、「骨格の良さは運勢の強さ」とされてきました。
また、西洋でも19世紀に「フレノロジー(骨相学)」として頭の形から性格を分析する学問が登場しました。
夫が幼稚園の頃、肩が抜けてしまい治療に行った先のお医者さんに、骨相を見られたことがあったそうです。
そのとき、顔をまじまじと見られ「なかなかな骨相をしている、将来大勢の人を率いたり、教える立場の人になる」と言われたのだとか。
夫自身は褒められたことは覚えていたそうですが、骨相の話はお母さんからされて思い出したそうです。当たっているのかな??
姓名判断――名前は運命を映すもうひとつの顔
姓名判断は、日本では特に人気のある占術のひとつです。
名前に使われている漢字の画数、意味、音の響きなどをもとに、性格や運勢、人生の流れを読み解いていきます。
この姓名判断、厳密には命術として扱われることもありますが、「名前の形を読み解く」という点では、相術としての側面も持っていると言われます。
とくに、見た目のバランスや響きの印象まで含めて見るスタイルでは、まさに「名前=相」なんですね。
私も子どもを授かったとき、画数を気にして本で調べました。漢字ならではの楽しみですね。少しでも運勢がいいものでありますようにと、願いを込めました。
最終的には、自分が好きな漢字の中から、学数の良いものを選んだのでした。
相術と風水のつながり
風水と相術は一見別物に思えますが、実はとても似た思想を持っています。
風水は、土地・家・部屋の配置など、空間の“相”を整えることで運気を整える術。
つまり、「空間のかたち=環境の相」なんですね。
一方で、相術は「人のかたち=個人の相」を読み取ります。
だから、服装や髪型、姿勢、持ち物の“印象”まで含めて相術の一部とする考え方もあります。
たとえば、「開運ファッション」や「眉の形を整えると運が変わる」といった話は、まさに風水と相術の融合的な考え方。
つまり、かたちを整えることは、流れを変えるためのアクションになるという共通点があるのです。
まとめ|“かたち”を通じて心を整える
相術は、占いというより「観察と気づきの学び」なのかもしれません。
手のひらの線、顔の輪郭、骨の形、名前の文字、部屋のレイアウト――
私たちは日々、たくさんの“かたち”の中で生きています。
相術は、それらのかたちに意味を見出すことで、自分をもっと深く知り、整えていくためのなのでしょうね。
これから占いを学んでみたい方にとって、相術は「自分の外見や周囲を見直す」きっかけになるかもしれません。
おまけ:相術の世界に興味を持った方へ
手相や姓名判断は、身近に楽しめる占術です。
「最近、手のひらに新しい線ができたかも?」と思ったら、それは運命の変化のサインかもしれませんよ。私もたまにじっと自分の手のひらを観たりしてその変化を楽しんでいます。
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