本記事では、秩父にある三峯神社への初参拝体験を、写真と共にご紹介します。
関東屈指の神社として知られ、歴史・自然・建築、そしてスピリチュアルな空気感にあふれた三峯神社。
初めて訪れる方にも安心して楽しんでいただけるよう、アクセス・見どころ・注意点・グルメ情報までをまとめました。
※この記事は筆者の体験に基づいて執筆しており、ご利益や霊的効果を保証するものではありません。特定の宗教・信仰を勧める意図はなく、一体験としてお楽しみいただければ幸いです。
三峯神社ってどんな神社?
埼玉県秩父市の標高約1,100mに鎮座する三峯神社は、山岳信仰の霊場として知られています。
秩父三社(秩父神社・宝登山神社・三峯神社)のひとつで、霊気漂う参道や御神木、三ツ鳥居など、訪れる人を惹きつける神聖な空間が広がります。
秩父三社を以下にまとめてみました。
神社 | ご祭神 | キーワード |
---|---|---|
三峯神社 | 伊弉諾尊・伊弉冉尊/日本武尊 | オオカミ信仰、強い氣 |
秩父神社 | 八意思兼命 ほか | 仕事運、学業成就 |
宝登山神社 | 火産霊神 ほか | 火防守護、山の神 |
呼ばれたように決まった突然の参拝
ずっと気になっていた三峯神社。行きつけの美容院の担当さんから
「秩父の神社がすごく良かった」と聞いて以来、私の中でも訪れてみたいという思いは募っていたものの、なかなか予定が合わず「今じゃないのかも」と見送っていました。
ところがある日、赴任先から帰ってきた夫が突然「明日三峯神社に行ってみない?」と提案。
そのとき不思議と迷いはなく、「今だ」とすんなり受け入れられました。
まさに“呼ばれた”ような、タイミングが合った不思議な感覚だったのです。
出発とダブルレインボーの歓迎
早朝5時半に出発。高速道路を走っていると、空にダブルレインボーが!
左の虹は薄かったですが、はっきりと二重に架かる虹に私は興奮を抑えきれず、「歓迎されているのかも」と感じました。
実際、この旅は最初から最後まで不思議なくらいスムーズで、まるで見えない何かに導かれていたような感覚がありました。

三峯神社のアクセス・駐車場・渋滞情報(体験ベース)
私たちは早朝5時半にさいたま市内を出発し、高速を使って三峯神社へ向かいました。
到着したのは8時過ぎ。それでも、境内近くにある2つの駐車場のうち、第一駐車場はすでにほぼ満車。第二駐車場に運よく空きがありましたが、あと30分遅れていたら確実に停められなかったと思います。
三峯神社は山奥にあるため、公共交通機関を使う場合はバスが1日数本程度と少なめで、圧倒的に「車でのアクセス」が多い印象です。
特に週末や連休は混雑しやすく、午前中の早い時間に到着するのが大切なポイントだと感じました。
また、神社周辺の道はカーブの多い山道です。特に冬季(11月〜3月頃)は積雪や凍結もあるため、タイヤチェーンやスタッドレスなど安全対策も必要です。
駐車場は有料(終日500円)で、トイレも完備されており比較的整備されています。ただし、帰りの道は昼過ぎ以降に下山する車で渋滞することもあるため、朝型のスケジュールで訪れるのが理想的です。
公共交通機関をご利用の場合
私もいずれ、一人で参拝したいと思っています。
ただ、あの山道は運転に自信がないと少しハードルが高く感じました。次にひとりで行くときは、バスを利用しようと考えています。
※公共交通機関をご利用の場合は、西武秩父駅から「西武観光バス・三峯神社行き」が運行されています(所要時間:約1時間半)。
ただし、1日数本と本数が限られているため、事前の時刻確認が必須です。
帰りの便も含めて、スケジュールに余裕を持って計画されることをおすすめします。
最新の運行情報は、西武バスの公式サイト等でご確認ください。
見どころと体験
三ツ鳥居
全国でも珍しい三ツ鳥居が出迎えてくれます。3つの鳥居が一体になっていて、荘厳な雰囲気と神聖さを象徴するような構造です。こちらの期待も高まります。


御眷属様(オオカミ像)
境内には神の使いとされる“お犬様”(大口真神)の像が並びます。
それぞれの表情やポーズが豊かで、自然と引き込まれて写真を何枚も撮ってしまいました。


御神木と赤い目の龍神さま
樹齢800年を超える御神木は、現在は触れられませんが、そばに立つだけで胸に澄んだ空気が流れ込んでくるような感覚がありました。満ちてくる、という表現が近いかもしれません。
また、拝殿前の敷石に現れた辰年に浮かび上がったという「赤い目の龍神さま」の模様も有名です。2024年が辰年ということもあり、話題になっていました。
多くの参拝者が写真を待ち受けにしているとか。


遠宮と奥宮について
遠宮(御仮屋神社)
今回は本宮から徒歩で行ける遠宮まで参拝しました。
途中えんむすびの木の前を通っていきます。えんむすびの木では、若い女性たちが熱心に写真を撮影していました。
遠宮は、静かな森の中で山犬=大口真神をお祀りする小さな社です。
こちらの大口真神様が個性豊かです。


奥宮(妙法ヶ岳)
三峯神社の奥宮は、標高約1,100mの妙法ヶ岳山頂に鎮座し、妙法ヶ岳の山神様に参拝できる場所です。
本宮から奥宮までは、徒歩で片道約90分ほどの登山ルートとなっています。
気軽な散策というよりは、しっかりとした登山装備(登山靴、飲み物、帽子、雨具など)が必要です。
毎年5月3日に山開きが行われ、この日から登拝が可能となります。
私は後日、奥宮に参拝してきました。次回の記事では、その体験も詳しくご紹介しています。
お守りとおみくじ|氣守と小影守
話題の「氣守」は、今回はあえて受けず、「小影守」を選びました。このお守りは御眷属さま(オオカミ)の姿が描かれていて、直感で「これ!」と感じたのです。
後日奥宮を参拝した際には、心境の変化もあり「氣守」も一緒にいただきました。
参拝のときの自分の心境やコンディションで、願いの質も感覚も変わるものですね。
また、「開運招福お守入のおみくじ」では「大吉」をひくことが出来ました。
中には達磨さんが入っていたので、お財布に入れることにしました。
この大吉には「考」という言葉があり、そのときの自分にいいアドバイスになったと思います。



参拝後のおすすめランチとカフェ
蕎麦カフェ神庭(かにわ)
三峯神社からの帰り道に立ち寄れる十割そばのカフェでランチをいただきました。
「田舎御前セット」は数量限定で、季節の天ぷらもついていてボリューム満点です。
木の温もりある空間で、旅の余韻を楽しみながら心もお腹も満たされました。


WAPLUS COFFEE(ワプラスコーヒー)
今回の小旅行の締めくくりは、秩父市街にあるおしゃれなカフェ「WAPLUS COFFEE」でした。
自家焙煎のコーヒーやスコーンなどの焼き菓子、スリランカカレーなども楽しめ、テイクアウトも可能です。
店内には、食器やアクセサリーや雑貨なども並んでおり、眺めているだけでも楽しい空間でした。
西武秩父駅から徒歩約9分、秩父唯一の百貨店の矢尾百貨店近くとアクセスも良好で、車のない方でも立ち寄りやすい立地です。
店舗横に駐車場もあり、車派にも安心。
お店の詳細は、WAPLUS COFFEE公式サイトをご参照ください。


まとめ|呼ばれたと感じた日、あふれた氣
✅ 三峯神社は、強さだけでなく“おおらかさ”や“安心感”を感じる場所。
✅ 参拝前に予約は不要。駐車場の混雑には注意し、朝8時までの到着がおすすめ。
✅ 三ツ鳥居や御神木、遠宮(御仮屋神社)など見どころ多数。
✅ 食事は蕎麦カフェ神庭、カフェならWAPLUS COFFEEが立ち寄りやすくて便利。
✅ 心身のバランスを整えたいときに、ふと思い出す神社になるかもしれません。
この旅のあと、不思議なくらい元気な日々が続きました。
神様にお願いをするというよりも、ただ「ご挨拶に行きたかった」という気持ちで向かったからこそ、素直に受け取れたものが多かったのだと思います。
「三峯神社は元気じゃないときは行かない方がいい」と言われることもありますが、私が感じたのは“厳しさ”ではなく、“おおらかさ”と“清々しさ”でした。
今度は山開きに合わせて奥宮を訪れ、御礼とともに今までのお守りを返納し、有名な氣守りをいただこうと思っています。
「タイミングが合うとき=呼ばれたとき」
そんな感覚を信じて出かけてみるのも、悪くないかもしれません。
👉三峯神社 公式サイトはここから
2025.5月、奥宮に参拝してきました。記事はこちらです。是非読んでみてくださいね!
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