”生年月日や出生時間には、人生の設計図が刻まれている”そう言われたら、少し気になりませんか?
命術(めいじゅつ)は、生年月日・出生時間・生まれた場所といった「自分だけの情報」を使い、性格や運勢、人生全体の流れやテーマなどを読み解く占術なのです。
タロットやおみくじのような“その場の答え”ではなく、命術は生まれ持った本質や運命のリズムを教えてくれます。
この記事では、代表的な命術(東洋・西洋どちらも)と、それぞれの特徴や活用法をまとめました。
「自分のことをもっと深く知りたい」「長期の運勢を見たい」そんな方の入門ガイドとして、参考になればうれしいです。
命術とは?
命術は、「命(いのち)」の通り、その人がこの世に生まれた瞬間に刻まれた“運命”を読み解く占術です。
使う情報は主に「生年月日」「出生時間」「生まれた場所」など一生変わらないあなただけのデータ。
そのため、こんなテーマに向いています。
- あなたの基本性格や強み・弱み
- 恋愛・結婚・仕事など、人生の流れ
- 運気の良い年・注意すべき時期
- 天職や向いている働き方 など
東洋の命術と特徴
四柱推命(しちゅうすいめい)
中国由来の伝統的な占術で、「年・月・日・時」の4つの柱から運命を読みます。
性格や運勢、相性、結婚運、金運など幅広く見られる万能型。
➡ 膨大なデータと緻密な分析力が必要ですが、的中率も高め。ただ、伝統的な価値観が強く出ることもあるので、自分の価値観と合うかどうかもポイントです。私はとある占い師さんに占っていただいた時に、「あなたの命式は良くない」と断言されいただいたアドバイスも自分には合わない気がして、落ち込んだ覚えがあります。
算命学(さんめいがく)
古代中国の思想「陰陽五行説」をもとにした占術。
「宿命」と「運命」を分けて考えるのが特徴で、社会との関係性や役割を深く見ていきます。
➡ 経営者や指導者に好まれると聞いたことがあります。長い目で見た運勢をみるのに良い印象。確かに先のことまで具体的なアドバイスをいただいたことがあります。私は晩年に良い運勢で、最初に聞いたときはぴんときませんでしたが、今となっては晩年に差し掛かっているため嬉しいです(笑)
四柱推命と算命学の関係について
四柱推命と算命学は、どちらも古代中国の「陰陽五行説」「干支(十干十二支)」をもとにした命術で、共通のルーツを持っています。
基本的な構造や命式の読み方に共通点は多いものの、解釈のアプローチや理論の深め方が異なります。
- 四柱推命は、個人の性格や運勢を精密に分析する占術
- 算命学は、人間関係や社会での役割を読み解く哲学的な占術
どちらか一方だけでも深く学べますが、両方に触れることで命術の理解がより深まるのでしょうね。
九星気学(きゅうせいきがく)
生まれ年・月から「九つの星」に分類し、運勢や吉方位、相性などを占います。
引っ越し・旅行などの吉日選びにも強いです。
➡ 暦との相性がよく、日常に取り入れやすい。私は、都内某所の占い師さんに、夫との相性が相性全体の中でも2番目に悪いと言われたことがあります。
紫微斗数(しびとすう)
「東洋の星占い」とも呼ばれる命術で、生まれた瞬間の星の位置から命盤を作成。
西洋占星術に近い感覚で未来を分析します。
➡ 恋愛運や人生の転機がズバリ出やすい。運勢の上下動が明確な印象で、転職の時期が当たったことがあります。
六星占術(ろくせいせんじゅつ)
細木数子さんで有名になった占術。算命学をベースにした独自理論で、運命のサイクル(12年周期)を重視します。
➡ シンプルで親しみやすく、初心者にも人気。昔、母が本を買っており占ったことがあります。流行りましたよね!私は確か霊合星人だったような…。
西洋の命術と特徴
西洋占星術(ホロスコープ)
いわゆる「星占い」の本格版。12星座だけでなく、10天体・ハウス・アスペクトなどから人生を読み解きます。
➡ 精密な読み方ができるぶん奥が深く、心理分析にも強い。個人的には一番好きな命術なのです。「心理占星術」も好きで、自分の内面と向き合うのにとても役立ちました。是非しっかりと勉強したいと思います。アスペクトが難しいです。
数秘術(すうひじゅつ)
生年月日や名前を数字に変換して運勢を読み解く占術。ピタゴラス式やカバラ式など種類あり。
➡ 自分の「本質的な数」を知ることで、思考・行動パターンが見えてくる。自分の数字を気に入ってます。生活していて、ゾロ目も意識するようになりました。気になりだすと同じゾロ目が見えている気がして。222や333、555などです。これもきちんと調べてみたいです。
インド占星術(ヴェーダ占星術)
西洋占星術の元ともいわれる、古代インド由来の占術。未来予測に非常に長けており、「結婚年齢」や「転職時期」までズバリ出せると評判。
➡ 精密な計算と高度な知識が必要。鑑定士の力量が問われそうです。西洋占星術とは星がずれます。これは基準となるものが違うからだそうです。メール占いのほかに、対面でもやったことがあるのですが、西洋占星術とは星がずれていくのに(太陽射手座が蠍座になるというようなこと)当たるんですよね。ラグナの表す意味がとても当たっている!と思ったことがあります。
マヤ暦占い
マヤ文明に伝わる暦と宇宙観をもとにした命術。生まれ持った「KIN(キン)」ナンバーで役割や使命を読み解きます。
➡ スピリチュアル好きに人気。やや直感的な側面も強めなのでしょうか。こちらは未経験です。
命術の魅力と活用法
命術の魅力は、なんといっても「人生の全体図が見える」ことです。
短期的な悩みへのアドバイスではなく、本質的な性格や、長いスパンでの流れを教えてくれるのが特徴です。気づかなかった自分の一面を教えてもらえると思っています。
- 「本来の自分らしさを知る」
- 「いつ動くべきかを知る」
- 「運命に抗うヒントを得る」
占いの勉強を始めるなら、まず命術から触れてみると理解が深まりやすく、他の占術とも組み合わせやすくなるようです。
まとめ
命術は、人生全体を俯瞰して見たい人、深い自己理解を得たい人にとって強力なツールのようです。
占術名 | 特徴 |
---|---|
四柱推命 | 万能型・的中率高め・深い分析 |
算命学 | 宿命と社会性に強い |
九星気学 | 方位や日常運に強い・使いやすい |
紫微斗数 | 星を使って未来や恋愛に強い |
西洋占星術 | 心理・天体・相性など幅広い |
数秘術 | 数字で自分を知る・感覚派にもおすすめ |
インド占星術 | 未来予測に特化・プロ向け |
マヤ暦 | 宇宙的使命を知るスピ系占術 |
命術と卜術の組み合わせで占えたら、占ってもらう方にとって総合的でいいと思うんですよね。勉強頑張ります。
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