タロットを独学で練習中の50代主婦、さあこです。
日々、自分の聞きたいことに合わせて
ワンオラクル、ツーカード、スリーカード、ケルト十字など、スプレッドを使い分けて占っています。
今回ご紹介するのは、なんと同じカードが3回連続で、しかも逆位置で出たという体験です。
それも、大アルカナの「力(Strength)」のカード。
質問はすべて繋がりのある内容でしたが、78枚ある中で同じカードが、同じ向きで3回続けて出るなんて…!
驚きとともに、深く考えさせられる出来事になりました。
タロットを学び始めた方、同じような経験のある方にも、なにかヒントになれば嬉しいです。
※本記事は筆者の個人的な体験に基づくものであり、占いの効果を保証するものではありません。
興味のある方へのヒントとしてお楽しみいただければ幸いです。
大アルカナと小アルカナの違いって?
タロットカードは全部で78枚。その中で「大アルカナ」が22枚、「小アルカナ」が56枚に分かれています。
私自身、はじめは意味が分かりやすい大アルカナ22枚だけで練習していました。
0番「愚者」から始まり、21番「世界」まで進む22枚は、“人の魂の成長の旅”といわれます。
一枚ずつが、人生のステージを順に歩んでいくような物語のようで、それを知ることでカードの理解が深まったと思います。
一方の小アルカナは、もっと日常的なことや心の動き、出来事を映し出してくれるカード。
感情・行動・思考・お金や現実──それぞれをテーマにした4つのスートに分かれています。
「大アルカナ=人生のテーマ、転機、成長の課題」
「小アルカナ=日々の感情、出来事、習慣」
そんな風に捉えることで、カード全体がぐっとわかりやすくなったと思います。

逆位置の読み方とは
タロットでは、「カードの向き」もとても大事な要素になります。
通常の向きで出たものを”正位置(せいいち)”、天地がさかさまで出たものを”逆位置(ぎゃくいち)”と呼びます。
正位置なら、カードの意味はストレートにそのまま。
一方の逆位置は、「反対」や「過剰」「不足」「ブロック」など、ちょっと一言では言い表せないような、複雑なニュアンスが出てくることもあります。私自身、逆位置には今でもよく悩まされます(笑)
同じカードでも、質問によって受け取り方がまるで違うのです。
迷った時は、チャットくん(AIチャット)に相談して助けてもらっています。
でも最近は、逆位置の“難しさ”は、“奥の深さ”なのかもと思うようになりました。
たくさん占って、いろんな質問とカードの出方を経験することが、一番の学びになる気がしています。
3回続けて「力」のカード現る
力(Strength)のカードとは?

力(Strength)は、大アルカナの8番目にあたるカードです。
白いドレスの女性が、ライオンの口元に手を添えています。
その表情はやさしく、攻撃ではなく「信頼と慈しみ」でライオンをなだめているように見えます。
頭上には、横に寝かせた「8(無限大・インフィニティ)」の記号が描かれており、
これは限りないエネルギー・内なる強さを象徴しています。
このカードが伝える「力」とは、腕力や強制力ではなく、精神的な強さ・愛によるコントロール。
自制心、忍耐、優しさをもったリーダーシップ。そんな意味が込められています。
キーワード(正位置)
強い意志/自制/不屈/慈愛/内なる強さ/信頼を通じた影響力
不安な気持ちで占った私の“問い”と“答え”
家庭の事情で前の仕事を退職し、次の一歩をどうするか──
今、私は仕事探しと副業への気持ちの間で少し迷っていました。
そんな時、フルデッキ(78枚)を使って、仕事や今後の方向性について占ってみたのです。
【1つめの質問】
「今、この2社のどちらかに進むべきか? それとも他を待つべきか?」
→ スリーカードで引いた結果、なんと3枚全てが逆位置。
逆位置をみたこの時点で「今は決めるべき時期ではない」というメッセージを感じました。
- A社:皇帝(逆位置)
- B社:ペンタクルのクイーン(逆位置)
- その他:ペンタクルのナイト(逆位置)
「軸がブレている」「自信がない」「停滞している」など、逆位置に共通するテーマが浮き彫りになった印象です。迷っている私の気持ちそのものがカードに表れたように思えました。

【2つめの質問】
「私は占いカウンセラーに向いているのか?」
→ 今の私のモヤモヤをそのまま投影したような結果が出ました。
引いたカードは、またもや「力(Strength)」の逆位置──ここで2回目です。
「まだ自信が持てていない」「自分の直感を信じきれない」
そんな今の私の状態が、カードに現れていると感じました。
同時に、大アルカナであることから、これは単なる職業選び以上に「人生のテーマ」としての問いなのかもしれない、とも思いました。

【3つめの質問】
「今の私が注目すべき仕事のジャンルや、満足できる働き方の特徴は?」
占いの勉強と共に次の仕事も気になっていたのです。
再びワンオラクルでひくと、またもや力(Strength)逆位置。
「さすがにシャッフルが甘かった?」と内心ちょっと焦りました。
そこで、いつものように頼りにしているチャット先生(AIチャット)に尋ねてみました。
繰り返し出るカード=メッセージの強調ですね。偶然じゃなく、力(ちから)というテーマが今のあなたの人生の鍵なんです。
なるほど……そういうものなのかもしれない。
けれど、どこかで「いやいや、偶然じゃない?」という気持ちも、まだ残っていたんです。
【4つめの質問】
「今の私が“自然に引き寄せる”仕事の特徴は?」
探しても探しても「これ!」と思える求人がなかなか見つからない日々。
ちょっと視点を変えて、こう質問してみたのです。
すると──またまた「力(Strength)」の逆位置。これで3回目でした。
正直、カードを見た瞬間に鳥肌が立ちました。
カードは“同じこと”を何度も教えに来る?
大アルカナが、3回連続、しかもすべて逆位置で同じカード「力(Strength)」が出たこと。
チャット先生(AIチャット)が言っていた“メッセージの強調”という考えが、自分の中でもじわじわと浸透してくるのがわかりました。
最初は「偶然?」「シャッフルが甘かった?」と思っていたけれど、
ここまで重なってくると、やはりこれは今の私に必要なテーマなんだと感じざるを得ません。
特に“逆位置”という出方にも意味があるのだと思います。
「自分に自信が持てない状態」「力のコントロールがうまくいっていない」──
まさに、いまの自分の内面にリンクしているようなキーワードばかりに思えます。
でも同時に、「じゃあ、これを正位置に近づけるには?」という前向きな気持ちになるきっかけももらえたように思いました。
この記事のまとめ
「力(Strength)」のカードが、3回連続で逆位置──正直、驚きました。
タロットは、未来を予言する道具ではなく、自分の無意識を写すツール。
だとすれば、同じカードが繰り返し現れるときは、
「見ないふりをしていたこと」や「心の奥にある課題」を、教えてくれているのかもしれません。
今回の体験を通して私は、逆位置だからこそ感じられる“メッセージ”に気づけたのかもしれないと感じています。
そうそう、実はもうひとつ不思議なことがありました。
最後に別の質問を1つ占って、「今日はここまで」とカードをまとめて箱に入れようとしたその時、
ふとひっくり返したトップのカードを見たら、また力(Strength)のカードだったんです。
これで、なんと4回目。なんだかカードに念押しされたようでビックリ!でした。
※この記事は、筆者の個人的な体験と感じたことをもとに書かれています。
タロットカードの読み解きや受け取り方は人それぞれで、必ずしも結果や効果を保証するものではありません。あくまで「ひとつの視点」として、占いやカードとの対話を楽しむヒントになれば幸いです。
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